解説記事 — フレーズフレーズミー
冠詞と名詞の形英語で数字は綴りで書く?数字で書く?|three p.m. が減点になる理由
30秒でわかる
英作文の数字は、10以下の数は nine のように綴りで(スペルアウトして)書き、a.m./p.m. つきの時刻と西暦はアラビア数字で書くのが基本ルールです。だから three p.m. は誤りで 3:00 p.m. が正解、nineteen forty five は誤りで 1945 が正解。迷ったら「時刻(a.m./p.m.)か年号か?」→はい なら数字、「10以下か?」→はい なら綴り、と順に確かめてください。
まず、実際の間違いを見てください
次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。
例文: 彼と明日の午後3時に会うことになっている。
a.m. や p.m. を使って時刻を書くときは、3:00 p.m. / 3 p.m. のようにアラビア数字と組みます。綴りの three と p.m. の組み合わせは、和服にネクタイのようなちぐはぐな書き方です。
例文: 1億円あったら、家が買えるのになあ。
綴りで書くこと自体は正しいのですが、桁が違います。one billion は10億。1億は 100×100万=a hundred million です。桁の数え方そのものは[million・billion の記事](/guide/million-billion-trillion)で詳しく扱っています。
例文: 私の7歳の娘はとても賢いです。
10以下の数は seven のように綴りで書くのが英作文の基本です。日本語の感覚では「7歳」と数字で書く場面ですが、英語の文章では小さい数ほど言葉として綴ります。
数字の書き表し方のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第90位。当サービスの人手添削12年分で854回指摘されました。文法は完璧でもここで減点される、知っていれば確実に防げる型です。
なぜ間違えるか——日本語のクセ
日本語の文章では、数字の書き分けをほとんど意識しません。「3時」「7歳」「10年」——横書きならぜんぶアラビア数字で書いて誰も減点しませんし、逆に「三時」「七歳」と漢数字で書いても間違いではありません。つまり日本語には「この数は数字で・この数は言葉で」という使い分けのルールがそもそもないのです。
英語の文章には、この使い分けの決まりがあります。考え方はこうです。
- 小さい数(10以下)は、文章の一部=言葉として綴る。My seven-year-old daughter の seven は「数値データ」ではなく、普通の単語と同じ扱いです
- 時刻(a.m./p.m. つき)や西暦は、記号として数字で書く。3:00 p.m. や 1945 は「読み上げる言葉」ではなく時計やカレンダーの表示に近いもので、数字のまま書くのが約束です
このルールを知らないまま日本語の感覚で書くと、「3時だから three」と時刻を綴ってしまったり(three p.m.)、「7歳は数字でいいや」と小さい数を数字のまま書いてしまったり(7-year-old)と、ちょうど逆の選択をしてしまいます。間違えたときの答案がどちらの方向にもばらけるのは、母語にルールがない証拠です。
書き分けの基本を表にまとめます。
| 場面 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| 10以下の数 | 綴りで書く | nine / seven-year-old / six years |
| a.m./p.m. つきの時刻 | アラビア数字+後ろに p.m. | 3:00 p.m. / 3 p.m.(× three p.m. / × p.m. 3:00) |
| o'clock・時刻を言葉で言う | 綴りでよい | nine o'clock / at three tomorrow afternoon |
| 西暦 | アラビア数字 | in 1945(× in nineteen forty five) |
| million などの大きな数 | 綴り出しが望ましい | two hundred million yen(200 million yen より丁寧) |
時刻の行にもう1つ注意があります。p.m. / a.m. は必ず数字の後ろです。日本語の「午後3時」の語順のまま p.m. 3:00 と書くと、これも減点になります。
こう考える——書くときの判断手順
- その数は a.m./p.m. つきの時刻か、西暦か?——はい ならアラビア数字で書く(3:00 p.m. / 1945)。p.m. は数字の後ろに置く
- どちらでもなく、10以下の数か?——はい なら綴りで書く(nine / seven / six)。「9時までに」を by 9 とだけ書くのは減点で、by nine か by nine o'clock、時刻表示として by 9:00 とする
- million・hundred などの大きな数か?——英作文では two hundred million yen のように綴り出しの方が望ましい(数字表記は小さな減点リスク)
- 最後に、数そのものが合っているか確かめる——25歳を twenty と書くような数値の取り違えは、書き方以前の減点です
ここまでは同じ、ここからは別
このルールは「常に綴りが正しい」でも「常に数字が正しい」でもありません。当サービスの採点でも、次はどちらも正解にしています。
- 11以上の数は数字表記で構いません——thirty minutes と 30 minutes はどちらも正解(硬めの文章では綴りが好まれる、という差だけです)
- 時刻を言葉として言うなら綴りで正解——at three tomorrow afternoon(p.m. を使わない形)や nine o'clock は正しい英語です。禁止されているのは「綴り+p.m.」の組み合わせだけ
- 25 years old と twenty-five years old も両方正解です
逆に、西暦だけは例外がほぼありません。nineteen forty five と綴るのは重々しい契約書くらいで、普通の文章では 1945 一択です。
まとめ——書いたあとのチェック
- a.m./p.m. の前はアラビア数字か(three p.m. になっていないか。p.m. は数字の後ろか)
- 10以下の数を数字のまま書いていないか(7-year-old → seven-year-old)
- 西暦をアラビア数字で書いているか。数そのものは問題文と合っているか
この間違い、自分もやるか試してみる
この記事で見た「彼と明日の午後3時に会うことになっている。」を、実際に英語で書いてみてください。「午後3時」を 3:00 p.m. と書けるか——時刻の数字表記がそのまま試される問題です。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。
「彼と明日の午後3時に会うことになっている。」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点しますデータについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「数字のスペルアウト」への照合が 854回・0.1%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。