解説記事 — フレーズフレーズミー
冠詞と名詞の形persons と people の違いは?——「人々」はどっち?persons を使っていい場面
30秒でわかる
1人の人間は person、複数の人々は people——これが基本です。person の複数形 persons はごく特別な場合だけと考えておけば、まず外しません。
persons と people の使い分けミスは、よくある誤り全222タイプの中で第154位。当サービスの人手添削12年分で213回指摘されました。
基本——1人は person、複数は people
「人」に関する単数形・複数形の基本はシンプルです。1人の人間を表す場合には person、複数の人々を表す場合には people を使います。日本語の「人々」を英語にするとき、person をそのまま複数形にした persons が浮かびがちですが、ふつうの文では people を選ぶのが自然です。
persons という形が存在しないわけではありません。ただ、用いるのは極めて特別な場合のみと考えておきましょう。
persons を使うのはどんなとき?
persons は、硬い文書で使われる形式ばった表現と言われます。法律文書や掲示のような改まった文脈で見かける形です。
ニュアンスの違いもあります。people が群衆をひとまとまりで表すのに対し、persons はひとりひとりを個別に認識しているという含みを持ちます。そのため、たとえば eight persons(8人)のように人数がきちんと分かっている場合や、次のようにもともと個々の存在であった人々を総称するような場合に用いれば自然です。
Over 20 persons left the company that year.(あの年、20人以上の人々がこの会社を去った)<button class="speak" data-text="Over 20 persons left the company that year.">♪</button>
とはいえ、こうした場面でも people で間違いにはなりません。迷ったら people を選ぶ——これが実用上の答えです。
使い分け表
| 形 | 意味・場面 | 例 |
|---|---|---|
| person | 1人の人間 | a person(1人の人) |
| people | 複数の人々(ふつうの文はこれ) | many people(多くの人々) |
| persons | 硬い文書・人数が明確な場合など、形式ばった特別な形 | eight persons(8人) |
単数形と複数形の選び方全般は、名詞と限定詞の記事でも扱っています。
まとめ——書いたあとのチェック
- 複数の「人々」を persons と書いていないか(ふつうの文は people)
- 1人なら person、迷ったら people
- persons は硬い文書や人数が明確な場面だけの特別な形
データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のテーマ「persons と people の違い」への照合が 213回・0.03%。集計 2026-08-14)。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。