解説記事 — フレーズフレーズミー
前置詞・時の表し方「久しぶりに」の英語は?|for the first time in a while と after a long time の違い
30秒でわかる
「久しぶりに〜した」は for the first time in a while(しばらくの間で初めて)で表します。for a long time は「長い間」であって「久しぶりに」ではありません。after a long time は「長い時間を経て」という事実だけで、「やっとできた」という感慨は含みません。
まず、実際の間違いを見てください
次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。
例文: 久しぶりに昔の友人に出会った。
for a long time は「長い間」という意味です。「久しぶりに」なら after a long time、あるいは「長い間会わなかった後に」と考えて after I hadn't seen him for a long time とします。
例文: 久しぶりに昔の友人に出会った。
after a long time(a が入ります)は文字通り「長い時間を経て」という意味で、感慨を含む「久しぶり」のニュアンスは出ません。そのニュアンスを出すには for the first time in a while などとします。
例文: 久しぶりに昔の友人に出会った。
long time no see は、久しぶりに会った相手に「お久しぶり」と声をかけるあいさつ言葉です。文中に組み込んで「久しぶりに」の意味では使えません。
「久しぶりに」の表現ミスは、よくある誤り全222タイプの中で第147位。当サービスの人手添削12年分で282回指摘されました。for a long time・after long time・for a while など、似た形の混同がまんべんなく現れます。
「久しぶり」に含まれる2つの意味
日本語の「久しぶり」には、単に長い時間が経ったという事実だけでなく、その間それが実現できていなかった(やっとできた)という感情も含まれています。英語でどこまで表すかで、表現が分かれます。
after a long time は「長い時間を経て」という事実だけを述べる言い方です。
- I saw an old friend of mine after a long time. ♪(長い時間を経て旧友に会った)
for the first time in a while は「しばらくの間で初めて」——つまり、その間できていなかったことまで含めた「久しぶりに」です。
- I saw an old friend of mine for the first time in a while. ♪(久しぶりに旧友に会った)
実際の場面では、in a while と期間をぼかすより、in ages(何年ぶりにも)や in two months(2ヶ月ぶりに)など、ある程度具体的な期間で言うのが自然です。また、「できていなかった」ほうを関係詞節で明示する言い方もあり、こちらのほうがより一般的かもしれません。
- I saw an old friend of mine who I hadn't seen for a long time. ♪(久しぶりに旧友に会った)
なお、for the first time(初めて)そのものの使い方はat first と for the first time の記事で扱っています。
使い分け表
| 表現 | 意味 | 「久しぶり」に使えるか |
|---|---|---|
| for the first time in a while | しばらくの間で初めて | ◎ 感慨まで表せる(in ages 等で具体化すると自然) |
| after a long time | 長い時間を経て | ○ 事実だけ。感慨は含まない |
| for a long time | 長い間 | × 期間の長さを言うだけ |
| long time no see | お久しぶり(あいさつ) | × 文中では使えない |
まとめ——書いたあとのチェック
- 「久しぶりに」を for a long time で書いていないか(それは「長い間」)
- 感慨まで表すなら for the first time in a while(in ages などで具体化)
- long time no see をあいさつ以外で使っていないか
データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事の誤りタイプへの照合が 282回・0.04%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。