解説記事 — フレーズフレーズミー
単語の使い分けglad と pleased・delighted の違いは?|「喜ぶ」の英語——be fun と書かない
30秒でわかる
「喜ぶ」は英語では動詞ではなく be glad・be pleased のように「be + 形容詞」で表すのが基本です。大いに喜ぶなら delighted。「楽しい」の fun を使うと、喜んだ本人が「楽しい人」という意味になってしまいます。
まず、実際の間違いを見てください
次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。
例文: 観客はとても喜んだ。
fun は「楽しい」という意味で、これでは観客自体が「楽しい人たち」になってしまいます。pleased・delighted・excited・happy などが使えます。
例文: 観客はとても喜んだ。
「喜ぶ」は be pleased や be glad を使いましょう。なお audience は集合体と考えるときは単数、一人ひとりに注目するときは複数扱いです。
例文: 観客はとても喜んだ。
have fun だと「楽しく過ごした」という意味になります。「喜んだ」は be pleased、be (get) excited などと言います。
「喜ぶ」の表し方のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第167位。当サービスの人手添削12年分で144回指摘されました。誤答は「喜んだ= fun・enjoy」への引きずられに集中しています。
なぜ間違えるか——日本語のクセ
日本語の「喜んだ」は動詞なので、英語でも動詞1語(enjoy など)で書きたくなります。しかし英語の「喜ぶ」は be + 形容詞(be glad / be pleased)で表すのが基本形。さらに「楽しい= fun」の連想から The audience was fun と書くと、fun は「(人を楽しませる)楽しい」という意味なので、観客自身が愉快な人たちだという別の文になってしまいます。fun のこの性質はfun・funny・interesting・enjoyable の記事で、have fun の使いどころはenjoy oneself・have fun の記事で詳しく扱っています。
3語の意味と例文
glad——喜ぶ・ありがたく思う
glad は、何かに喜んだり、感謝したりするときに使います。
- I'm glad to see you looking so well. ♪(あなたが元気そうでよかった)
- It was cold outside, and I was glad of my coat. ♪(外は寒かったので、コートがあって助かった)
pleased——喜ぶ・満足する
pleased は、何かに喜んだり、満足したりするときに使います。
- He seemed pleased by the compliment. ♪(彼はお世辞に喜んでいるようだった)
- I was pleased with the results. ♪(その結果に満足した)
delighted——大いに喜ぶ
delighted は pleased より強い意味で、大いに喜ぶときに使います。
- She seemed delighted to have company. ♪(彼女は話し相手ができてとても喜んでいるようだった)
使い分け表
| 語 | 意味の中身 | 強さ |
|---|---|---|
| glad | 喜ぶ・ありがたく思う | ふつう |
| pleased | 喜ぶ・満足する | ふつう |
| delighted | 大いに喜ぶ | 強い |
まとめ——書いたあとのチェック
- 「喜んだ」を be glad / be pleased の形で書いたか
- 「人 was fun」になっていないか(本人が「楽しい人」の意味になる)
- 大喜びなら delighted で強められる
この使い分け、自分もやるか試してみる
この使い分け、実際に書いて試してみる登録なしのおためし3問をAIが採点しますデータについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「glad, pleased, delighted の違い(~を喜ぶ、~に満足する)」への照合が 144回・0.02%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。