解説記事 — フレーズフレーズミー

単語の使い分け

glad と pleased・delighted の違いは?|「喜ぶ」の英語——be fun と書かない

30秒でわかる

「喜ぶ」は英語では動詞ではなく be glad・be pleased のように「be + 形容詞」で表すのが基本です。大いに喜ぶなら delighted。「楽しい」の fun を使うと、喜んだ本人が「楽しい人」という意味になってしまいます。

×The audience was very fun.
The audience was very pleased.

まず、実際の間違いを見てください

次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: 観客はとても喜んだ。

×The audience was very fun.28回
The audience was very pleased.

fun は「楽しい」という意味で、これでは観客自体が「楽しい人たち」になってしまいます。pleased・delighted・excited・happy などが使えます。

例文: 観客はとても喜んだ。

×The audience enjoyed very much.25回
The audience was pleased very much.

「喜ぶ」は be pleased や be glad を使いましょう。なお audience は集合体と考えるときは単数、一人ひとりに注目するときは複数扱いです。

例文: 観客はとても喜んだ。

×The audience had a lot of fun.22回
The audience was pleased very much.

have fun だと「楽しく過ごした」という意味になります。「喜んだ」は be pleased、be (get) excited などと言います。

第167位

「喜ぶ」の表し方のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第167位。当サービスの人手添削12年分で144回指摘されました。誤答は「喜んだ= fun・enjoy」への引きずられに集中しています。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

日本語の「喜んだ」は動詞なので、英語でも動詞1語(enjoy など)で書きたくなります。しかし英語の「喜ぶ」は be + 形容詞(be glad / be pleased)で表すのが基本形。さらに「楽しい= fun」の連想から The audience was fun と書くと、fun は「(人を楽しませる)楽しい」という意味なので、観客自身が愉快な人たちだという別の文になってしまいます。fun のこの性質はfun・funny・interesting・enjoyable の記事で、have fun の使いどころはenjoy oneself・have fun の記事で詳しく扱っています。

3語の意味と例文

glad——喜ぶ・ありがたく思う

glad は、何かに喜んだり、感謝したりするときに使います。

pleased——喜ぶ・満足する

pleased は、何かに喜んだり、満足したりするときに使います。

delighted——大いに喜ぶ

delighted は pleased より強い意味で、大いに喜ぶときに使います。

使い分け表

意味の中身強さ
glad喜ぶ・ありがたく思うふつう
pleased喜ぶ・満足するふつう
delighted大いに喜ぶ強い

まとめ——書いたあとのチェック

この使い分け、自分もやるか試してみる

この使い分け、実際に書いて試してみる登録なしのおためし3問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「glad, pleased, delighted の違い(~を喜ぶ、~に満足する)」への照合が 144回・0.02%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

← 解説記事の一覧フレーズフレーズミーをはじめる