解説記事 — フレーズフレーズミー

単語の使い分け

「買い物に行く」「スキーに行く」の英語|go to shopping・go skiing to がダメな理由

30秒でわかる

買い物・釣り・スキーなどの「〜しに行く」は go + doing(go shopping/go fishing/go skiing)という決まった形で、go と doing の間に to は入りません。行き先の場所をつけるときも go skiing in Hokkaido——場所は「行く先」ではなく「その活動をする場所」なので、to でなく in(at)でつなぎます。

×I used to go skiing to Hokkaido in winter.
I used to go skiing in Hokkaido in winter.

まず、実際の間違いを見てください

次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: 冬にはよく北海道にスキーに行ったものです。

×I used to go skiing to Hokkaido in winter.406回
I used to go skiing in Hokkaido in winter.

この型で最多の誤り。日本語の「北海道」から to を置きたくなりますが、英語では Hokkaido は skiing の方にかかります——「北海道スキーをする」のをしに行く、という組み立てなので in です。

例文: 今週末原宿(Harajuku)に買い物に行く予定です。

×I am going to shopping in Harajuku this weekend.104回
I am going to go shopping in Harajuku this weekend.

go to shopping という並びは作れません。「買い物に行く」は go shopping のひとかたまり。「〜する予定」の be going to と重ねるときは going to go shopping と、go を省略せずに書き切ります。

例文: 冬にはよく北海道にスキーに行ったものです。

×I used to go to ski to Hokkaido in winter.66回
I used to go skiing in Hokkaido in winter.

「スキーに行く」は go skiing という決まった表現。go to ski でも go to skiing でもありません。同じ型で go shopping(買い物)・go fishing(釣り)・go jogging(ジョギング)が作れます。

第28位

「〜しに行く」の言い方のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第28位。当サービスの人手添削12年分で3,863回指摘されました。「go と doing の間に to を挟む」「場所を to でつなぐ」の2パターンに集中しています。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

日本語の「北海道にスキーに行く」には「に」が2回出てきます——場所の「に」と目的の「に」。一方、中学英語で最初に体に入る公式は「〜に行く=go to 〜」です。この2つが合わさると、「に」を見るたびに to を置きたくなり、go to ski・go skiing to Hokkaido が生まれます。英語の発想は逆で、go shopping/go skiing はそれ自体がひとかたまりの活動。「行く先」を言っているのではないので to の出番がなく、場所はその活動が行われる場所として in(at)で後ろに添えます。

場所へ行く go to + 場所(to Hokkaido) 〜しに行く(余暇の活動) go doing(to なし)skiing / shopping in + 場所in Hokkaido × go to skiing × go skiing to Hokkaido ○ go skiing in Hokkaido
go to の後ろは行き先の場所だけ。活動は go doing で直結し、場所は活動側に in で添える。

図の内容を文にすると——go to Hokkaido は「北海道という場所へ行く」、go skiing は「スキーという活動をしに行く」。後ろに入るものの種類(場所か活動か)で、to を使うかどうかが決まります。場所と活動を両方言うときは、活動を優先して go skiing in Hokkaido の語順になります。

こう考える——書くときの判断手順

  1. 「〜しに行く」の「〜」が買い物・釣り・スキー・ジョギングなど余暇の活動なら、go + doing のひとかたまりで書く(go shopping/go fishing/go skiing/go jogging)。go と doing の間に to を入れない
  2. 場所を言い足すときは、「その場所で活動する」と考えて in(at)でつなぐ——go skiing in Hokkaido/go shopping in Harajuku。「〜に」の直訳で to を置かない
  3. 「行く」を主役にする組み立てなら to が復活する——go to Harajuku for shopping(原宿へ行く+買い物のために)。この形は当サービスの採点でも正解です
  4. 「ジョギングをする」のように「行く」がない文は、jog 一語か go jogging——do jogging とは言いません

ここまでは同じ、ここからは別

go + doing は万能ではありません。「映画を観に行く」を go watching a movie とは言えない——go + doing が使えるのは買い物・釣り・スキーのような余暇の活動の決まり文句で、映画は go to see a movie や go to the movies と表します。また「北海道にスキーに行く」は、I used to go to Hokkaido to ski.(場所を主役にして to不定詞で目的を言う)も正解です(当サービスの採点でも別解)。to が全部ダメなのではなく、「go doing の間」と「go doing のあとの場所」に入れないだけ、と切り分けてください。

まとめ——書いたあとのチェック

この間違い、自分もやるか試してみる

この記事で見た「冬にはよく北海道にスキーに行ったものです。」を、実際に英語で書いてみてください。go skiing の形と場所のつなぎ方がそのまま試される問題です。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。

「冬にはよく北海道にスキーに行ったものです。」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「go shopping や go fishing などのいい方(~しに行く)」への照合が 3,863回・0.6%。集計 2026-08-13)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

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