解説記事 — フレーズフレーズミー

文型・語順

英語の語順のミス|never や such a はどこに置く?

30秒でわかる

英語は置き場所が言葉の役割を決める言語です。日本語は「は・を・に」などの助詞が役割を示すので順番を入れ替えても通じますが、英語では順番そのものが助詞の代わりをします。まず覚える定位置は3つ——①never・always などの頻度の副詞は have・be・助動詞の後ろ、一般動詞の前②such は a の前(such a pretty dog)③「人に〜させる・許す」は 動詞+人+to do

×I never have seen such a pretty dog.
I have never seen such a pretty dog.

まず、実際の間違いを見てください

次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: こんな可愛い犬は見たことがない。

×I have never seen a such pretty dog.203回
I have never seen such a pretty dog.

such は a より前に出るのが定位置です。「a + such」の順はありません。so を使うなら so pretty a dog と a が後ろに来ます。

例文: こんな可愛い犬は見たことがない。

×I never have seen such a pretty dog.197回
I have never seen such a pretty dog.

never・always などの頻度の副詞は、have・be・助動詞の後ろ(一般動詞なら)が定位置です。

例文: 兄は自分のアメを僕に食べさせてくれなかった。

×My brother didn't have to allow me his candy.193回
My brother didn't allow me to have his candy.

「人に〜させてくれる・許す」は allow+人+to do の一列で並べます。to の置き場所を変えると「〜しなければならなかった」など別の意味の文になってしまいます。

第4位

語順のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第4位。当サービスの人手添削12年分で20,136回指摘されました。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

日本語では「兄は 僕に アメを 食べさせてくれなかった」を「アメを 兄は 僕に…」と入れ替えても通じます。助詞(は・を・に)が単語の役割を運んでいるからです。英語には助詞がなく、役割は置き場所が決めます。だから日本語の感覚で「思いついた順」に単語を並べると、英語では役割が壊れた文になります。

対策は「単語で並べず、かたまり(チャンク)の定位置に置く」こと。文を主語・動詞・目的語などのかたまりでとらえ、それぞれの定位置に納めます。

× 誤った並び I never have seen ○ 定位置:have の後ろ I have never seen
動いたのは never のかたまりだけ。頻度の副詞の定位置は have・be・助動詞の後ろ(一般動詞なら前)。

こう考える——書くときの判断手順

  1. 文をかたまりで組む: 主語+動詞のかたまり+残り。単語をひとつずつ日本語の順で置かない
  2. never・always・sometimes などの頻度の副詞があるなら、have・be・助動詞の後ろ/一般動詞の前へ
  3. such/so があるなら、such a 〜/so 〜 a の順を確認
  4. 「人に〜させる・許す・頼む」の文なら、動詞+人+to do(allow me to have ...)の一列に

ここまでは同じ、ここからは別

「たくさん」「十分に」のような量・程度のことばは逆に文の後ろが定位置です。目的語より前に割り込ませると不自然になります。

例文: あなたにはいくら感謝してもしきれない。

×I can't thank enough you.142回
I can't thank you enough.

enough は目的語(you)の後ろ。a lot も同じで、enjoy her college life a lot のように文末に置きます。

まとめ——書いたあとのチェック

この間違い、自分もやるか試してみる

この記事で見た「こんな可愛い犬は見たことがない。」を、実際に英語で書いてみてください。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。

「こんな可愛い犬は見たことがない。」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「語順のミス」への照合が 20,136回・3.1%。集計 2026-08-13)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

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