解説記事 — フレーズフレーズミー
文型・語順英語の語順のミス|never や such a はどこに置く?
30秒でわかる
英語は置き場所が言葉の役割を決める言語です。日本語は「は・を・に」などの助詞が役割を示すので順番を入れ替えても通じますが、英語では順番そのものが助詞の代わりをします。まず覚える定位置は3つ——①never・always などの頻度の副詞は have・be・助動詞の後ろ、一般動詞の前、②such は a の前(such a pretty dog)、③「人に〜させる・許す」は 動詞+人+to do。
まず、実際の間違いを見てください
次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。
例文: こんな可愛い犬は見たことがない。
such は a より前に出るのが定位置です。「a + such」の順はありません。so を使うなら so pretty a dog と a が後ろに来ます。
例文: こんな可愛い犬は見たことがない。
never・always などの頻度の副詞は、have・be・助動詞の後ろ(一般動詞なら前)が定位置です。
例文: 兄は自分のアメを僕に食べさせてくれなかった。
「人に〜させてくれる・許す」は allow+人+to do の一列で並べます。to の置き場所を変えると「〜しなければならなかった」など別の意味の文になってしまいます。
語順のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第4位。当サービスの人手添削12年分で20,136回指摘されました。
なぜ間違えるか——日本語のクセ
日本語では「兄は 僕に アメを 食べさせてくれなかった」を「アメを 兄は 僕に…」と入れ替えても通じます。助詞(は・を・に)が単語の役割を運んでいるからです。英語には助詞がなく、役割は置き場所が決めます。だから日本語の感覚で「思いついた順」に単語を並べると、英語では役割が壊れた文になります。
対策は「単語で並べず、かたまり(チャンク)の定位置に置く」こと。文を主語・動詞・目的語などのかたまりでとらえ、それぞれの定位置に納めます。
こう考える——書くときの判断手順
- 文をかたまりで組む: 主語+動詞のかたまり+残り。単語をひとつずつ日本語の順で置かない
- never・always・sometimes などの頻度の副詞があるなら、have・be・助動詞の後ろ/一般動詞の前へ
- such/so があるなら、such a 〜/so 〜 a の順を確認
- 「人に〜させる・許す・頼む」の文なら、動詞+人+to do(allow me to have ...)の一列に
ここまでは同じ、ここからは別
「たくさん」「十分に」のような量・程度のことばは逆に文の後ろが定位置です。目的語より前に割り込ませると不自然になります。
例文: あなたにはいくら感謝してもしきれない。
enough は目的語(you)の後ろ。a lot も同じで、enjoy her college life a lot のように文末に置きます。
まとめ——書いたあとのチェック
- never・always は have・be・助動詞の後ろ(一般動詞の前)に置いたか
- such a / so 〜 a の順になっているか
- 「人に〜させる・許す」は 動詞+人+to do の一列か。a lot・enough は文末か
この間違い、自分もやるか試してみる
この記事で見た「こんな可愛い犬は見たことがない。」を、実際に英語で書いてみてください。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。
「こんな可愛い犬は見たことがない。」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点しますデータについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「語順のミス」への照合が 20,136回・3.1%。集計 2026-08-13)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。