解説記事 — フレーズフレーズミー

文型・語順

関係副詞 when の使い方|「人が月に住む日」のつなぎ方と、while との違い

30秒でわかる

「人が月に住む」のように時の名詞に説明の文をかけるときは、関係副詞 when でつなぎます——the day when people live on the moon。日本語では「人が月に住む日」とそのまま並べるだけで済むため、英語でも when を落としてしまうのが定番の減点です。もう1つ、「〜している(〜できる)」という条件のニュアンスは when の仕事で、while(〜している間)では表せません。迷ったら「時の名詞への説明か? 条件の『〜すると』か?」——どちらも when です。

×Do you think the day people live on the moon will come?
Do you think the day when people live on the moon will come?

まず、実際の間違いを見てください

次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: 私は音楽を聴いていると、読書に集中できます。

×I can concentrate on reading while listening to music.220回
I can concentrate on reading when listening to music.

while には「〜している間」という意味しかなく、「〜すると(集中できる)」という条件に近いニュアンスは出せません。「音楽を聴くときはいつでも」と考えて when を使うか、by listening(聴くことによって)とします。

例文: 人が月に住む日が来ると思いますか?

×Do you think the day people live on the moon will come?55回
Do you think the day when people live on the moon will come?

「人が月に住む日」——時の名詞 the day に文をかけるので、関係副詞 when が必要です。日本語のまま並べると when が落ちます。

例文: 私は音楽を聴いていると、読書に集中できます。

×Listening to music, I can concentrate on reading.48回
When listening to music, I can concentrate on reading.

分詞構文でも「〜のとき」は表せますが、「〜なので」など別の意味で伝わってしまうことがあります。文頭に when を置けば「〜するとき」だと正確に伝わります。

第92位

when のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第92位。当サービスの人手添削12年分で820回指摘されました。「時の名詞への when 落ち」と「〜すると、を while と書く」の2系統に集中しています。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

when 落ちの原因は、関係副詞 where とまったく同じ日本語のクセです。日本語では「人が月に住む日」「初めて会ったとき」と、説明の文を名詞の前にそのまま置くだけでつながります。つなぎの言葉が要らないのです。英語は語順が逆(名詞→説明)なうえ、間につなぎ役の関係詞が必要——時の名詞なら when です(理由の名詞 the reason なら why)。日本語に存在しない部品なので、直訳すると必ず落ちます。

もう1つの while 問題は、日本語の「〜している」の多義性が原因です。この「と」は「〜している間」(時間の幅)にも「〜すれば」(条件)にも読めます。「音楽を聴いていると集中できる」は後者——「聴くときはいつでも・聴くことで」という条件の話です。英語では時間の幅は while、条件を含んだ「〜するとき(はいつでも)」は when と分業しているため、「〜していると=進行形っぽい=while」と直結させると意味がずれます。

○ 語順1: when 節を後ろに送る the day will come when people live ... 離れていても when 節は the day にかかる ○ 語順2: when 節を直後に置く the day when people live ... will come × the day people live ...(when なし) つなぎ役がなく、名詞に文を直づけできない
the day will come when ... と the day when ... will come の2つの語順がどちらも正解。when を落とすのが減点。

図の内容を表にするとこうなります。

書き方判定
the day will come when 〜Do you think the day will come when people live on the moon?○ 主語と動詞が近く読みやすい
the day when 〜 will comeDo you think the day when people live on the moon will come?○ こちらも正解
the day 〜(when なし)the day people live on the moon× when が必要

こう考える——書くときの判断手順

  1. 「〜する日・〜するとき」のように時の名詞に文をかけるなら、間に when を置く——the day when people live on the moon。that でつなぐのは減点です(「〜したとき」の that も同じ。関係詞の that については関係代名詞 that を参照)
  2. when 節が長いときは、will come を先に言って when 節を後ろに送ってよい——the day will come when ...。どちらの語順でも正解。中途半端に混ぜて the day ... comes と will を落とすのが典型の減点です
  3. 「〜している(〜できる・〜になる)」という条件のニュアンスなら when——「〜するときはいつでも」と読み替えられるかで確かめる。単に「同じ時間帯に」(〜している間)なら while
  4. when の後ろは主語+動詞が基本——when enter a house のように主語を落とさない(一般論の主語は you)。主語と be 動詞をそろえて省く when listening to music の形は正解です

ここまでは同じ、ここからは別

「音楽を聴いていると集中できる」は、when だけが正解ではありません。by listening to music(聴くことによって)も、Listening to music enables me to concentrate on reading.(無生物主語)も模範解答です。誤りなのは while で「〜すると」を表そうとすることだけ。また when を使うときの形も、when I listen to music/when listening to music のどちらも正解です。

逆に、when を足しすぎるのも減点リスクがあります。「いつ渡したらよいかと言えば今しかない」を Now is the time when I should give ... とすると冗長になりがちで、Now is the time to give ... のような簡潔な形が望ましい——「時の名詞には必ず when」と機械的に付けるのではなく、to 不定詞で軽く言える場面では省くほうが自然です。

まとめ——書いたあとのチェック

この間違い、自分もやるか試してみる

この記事で見た「人が月に住む日が来ると思いますか?」を、実際に英語で書いてみてください。the day と when 節のつなぎ方・語順がそのまま試される問題です。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。

「人が月に住む日が来ると思いますか?」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「関係副詞 when の意味と使い方」への照合が 820回・0.1%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

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