解説記事 — フレーズフレーズミー
文型・語順関係副詞 when の使い方|「人が月に住む日」のつなぎ方と、while との違い
30秒でわかる
「人が月に住む日」のように時の名詞に説明の文をかけるときは、関係副詞 when でつなぎます——the day when people live on the moon。日本語では「人が月に住む日」とそのまま並べるだけで済むため、英語でも when を落としてしまうのが定番の減点です。もう1つ、「〜していると(〜できる)」という条件のニュアンスは when の仕事で、while(〜している間)では表せません。迷ったら「時の名詞への説明か? 条件の『〜すると』か?」——どちらも when です。
まず、実際の間違いを見てください
次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。
例文: 私は音楽を聴いていると、読書に集中できます。
while には「〜している間」という意味しかなく、「〜すると(集中できる)」という条件に近いニュアンスは出せません。「音楽を聴くときはいつでも」と考えて when を使うか、by listening(聴くことによって)とします。
例文: 人が月に住む日が来ると思いますか?
「人が月に住む日」——時の名詞 the day に文をかけるので、関係副詞 when が必要です。日本語のまま並べると when が落ちます。
例文: 私は音楽を聴いていると、読書に集中できます。
分詞構文でも「〜のとき」は表せますが、「〜なので」など別の意味で伝わってしまうことがあります。文頭に when を置けば「〜するとき」だと正確に伝わります。
when のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第92位。当サービスの人手添削12年分で820回指摘されました。「時の名詞への when 落ち」と「〜すると、を while と書く」の2系統に集中しています。
なぜ間違えるか——日本語のクセ
when 落ちの原因は、関係副詞 where とまったく同じ日本語のクセです。日本語では「人が月に住む日」「初めて会ったとき」と、説明の文を名詞の前にそのまま置くだけでつながります。つなぎの言葉が要らないのです。英語は語順が逆(名詞→説明)なうえ、間につなぎ役の関係詞が必要——時の名詞なら when です(理由の名詞 the reason なら why)。日本語に存在しない部品なので、直訳すると必ず落ちます。
もう1つの while 問題は、日本語の「〜していると」の多義性が原因です。この「と」は「〜している間」(時間の幅)にも「〜すれば」(条件)にも読めます。「音楽を聴いていると集中できる」は後者——「聴くときはいつでも・聴くことで」という条件の話です。英語では時間の幅は while、条件を含んだ「〜するとき(はいつでも)」は when と分業しているため、「〜していると=進行形っぽい=while」と直結させると意味がずれます。
図の内容を表にするとこうなります。
| 書き方 | 例 | 判定 |
|---|---|---|
| the day will come when 〜 | Do you think the day will come when people live on the moon? | ○ 主語と動詞が近く読みやすい |
| the day when 〜 will come | Do you think the day when people live on the moon will come? | ○ こちらも正解 |
| the day 〜(when なし) | the day people live on the moon | × when が必要 |
こう考える——書くときの判断手順
- 「〜する日・〜するとき」のように時の名詞に文をかけるなら、間に when を置く——the day when people live on the moon。that でつなぐのは減点です(「〜したとき」の that も同じ。関係詞の that については関係代名詞 that を参照)
- when 節が長いときは、will come を先に言って when 節を後ろに送ってよい——the day will come when ...。どちらの語順でも正解。中途半端に混ぜて the day ... comes と will を落とすのが典型の減点です
- 「〜していると(〜できる・〜になる)」という条件のニュアンスなら when——「〜するときはいつでも」と読み替えられるかで確かめる。単に「同じ時間帯に」(〜している間)なら while
- when の後ろは主語+動詞が基本——when enter a house のように主語を落とさない(一般論の主語は you)。主語と be 動詞をそろえて省く when listening to music の形は正解です
ここまでは同じ、ここからは別
「音楽を聴いていると集中できる」は、when だけが正解ではありません。by listening to music(聴くことによって)も、Listening to music enables me to concentrate on reading.(無生物主語)も模範解答です。誤りなのは while で「〜すると」を表そうとすることだけ。また when を使うときの形も、when I listen to music/when listening to music のどちらも正解です。
逆に、when を足しすぎるのも減点リスクがあります。「いつ渡したらよいかと言えば今しかない」を Now is the time when I should give ... とすると冗長になりがちで、Now is the time to give ... のような簡潔な形が望ましい——「時の名詞には必ず when」と機械的に付けるのではなく、to 不定詞で軽く言える場面では省くほうが自然です。
まとめ——書いたあとのチェック
- 時の名詞(the day・the time)に文をかけるとき、when を落としていないか(that は不可)
- the day will come when 〜 か the day when 〜 will come か——語順を混ぜて will を落としていないか
- 「〜していると(条件)」を while と書いていないか(while は「〜している間」だけ)
この間違い、自分もやるか試してみる
この記事で見た「人が月に住む日が来ると思いますか?」を、実際に英語で書いてみてください。the day と when 節のつなぎ方・語順がそのまま試される問題です。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。
「人が月に住む日が来ると思いますか?」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点しますデータについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「関係副詞 when の意味と使い方」への照合が 820回・0.1%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。