解説記事 — フレーズフレーズミー

単語の使い分け

retire と leave・quit・resign の違いは?|「仕事を辞める」の英語——retire は定年退職

30秒でわかる

「仕事を辞める」で retire を使えるのは定年退職・引退のときだけです。途中で辞めるなら quit か leave、職務上の丁寧な言い方なら resign。さらに retire・resign は from が必要(retire from / resign from one's job)です。

×My friend retired his job suddenly.
My friend quit his job suddenly.

まず、実際の間違いを見てください

次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: 私の友人が突然仕事を辞めた。

×My friend resigned his job suddenly.51回
My friend resigned from his job suddenly.

his job の前に前置詞が必要です。仕事「から」resign すると捉え、from を使います。

例文: 私の友人が突然仕事を辞めた。

×My friend retired his job suddenly.22回
My friend quit his job suddenly.

retire のイメージは「定年退職」「引退」。突然辞めた話には quit や leave one's job が合います。

例文: 祖父は退職後、故郷で一人暮らしをしています。

×My grandfather lives alone in his hometown after he retired his job.7回
My grandfather lives alone in his hometown after he retired from his job.

「退職する」は retire from a job と表現します。retire は目的語を直接とりません。

第146位

「辞める」の訳し分けミスは、よくある誤り全222タイプの中で第146位。当サービスの人手添削12年分で296回指摘されました。誤答は「retire の誤用」と「from の抜け」の2点に集中しています。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

日本語の「辞める」は一語で、定年退職も転職も中退もカバーします。さらにカタカナ語の「リタイア」が「途中でやめる」という意味で日本語に定着しているため、「辞めた」= retired と手が伸びやすい。しかし英語の retire は年齢が理由での退職・引退に限られた語で、若い人が突然辞める場面には合いません。もうひとつの落とし穴が前置詞——retire と resign は「仕事から離れる」と捉えて from を添えます。この from の抜けは前置詞 from の記事でも扱っている定番の減点ポイントです。

4語の意味と例文

retire——定年退職・引退

年齢が理由での退職を表します。retire from ~ の形で使います。

leave——「去る」の延長で辞める

「去る」という意味の延長として、仕事を辞めることを表します。leave one's job のように目的語を直接とれます。

quit——途中できっぱり辞める

期間の途中で仕事や学校を辞めることを表します。leave よりきっぱりとした言い方です。

resign——職務上の丁寧な言い方

quit・leave を職務上の言葉として表した、少し丁寧な表現です。resign from ~ の形で使います。

使い分け表

ニュアンス
retire定年退職・引退(年齢が理由)retire from ~
leave「去る」の延長で辞めるleave one's job
quit途中できっぱり辞めるquit one's job
resign職務上の丁寧な言い方resign from ~

まとめ——書いたあとのチェック

この使い分け、自分もやるか試してみる

この使い分け、実際に書いて試してみる登録なしのおためし3問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「retire, leave, quit, resignの違い(辞める)」への照合が 296回・0.05%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

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