解説記事 — フレーズフレーズミー

単語の使い分け

way of doing と way to do の違い|「〜の仕方」の英語

30秒でわかる

「〜の方法」は、やり方・流儀なら way of doing目的を達成するための手段なら way to do です。「勉強の仕方」は人それぞれのスタイルの話なので way of studying——way to study と書くと「(受講形態などの)勉強する手段」に意味がずれます。迷ったら「『どうやるか』の話か、『何のための手段か』の話か」と自問してください。

×People have different ways to study.
People have different ways of studying.

まず、実際の間違いを見てください

次の2つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: 勉強の仕方は人によって異なる。

×People have different ways to study.140回
People have different ways of studying.

way(s) to do は、通学での受講や通信での受講のような「〜するための手段」。「勉強の仕方」=スタイルや流儀としての方法は way(s) of doing で表します。

例文: 勉強の仕方は人によって異なる。

×Each person has a way of different studying.46回
Each person has a different way of studying.

of doing の形は合っていますが、different の置き場所がずれています。「異なる」のは studying でなく way(方法)なので、different は way にかけます。

第104位

way of doing と way to do の混同は、よくある誤り全222タイプの中で第104位。当サービスの人手添削12年分で716回指摘されました。件数は多くありませんが、「勉強の仕方」型の和文が出ると集中して起きるミスです。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

日本語の「〜の方法」「〜の仕方」は一つの言い方で、やり方(スタイル)の話と手段(目的達成のルート)の話を区別しません。「勉強の仕方」も「駅へ行く方法」も同じ「方法」です。一方、学校では「to 不定詞=〜するための」と習うので、「勉強のための方法」と頭の中で組み立てて way to study に手が伸びます。英語の way は、後ろに置く形でこの2つを区別する語です——of doing なら「どうやるか」、to do なら「何のための手段か」。日本語側に区別がないぶん、to 側に一本化してしまうのがこの誤りの正体です。

way + 後ろの枠で意味が変わる way of doing =やり方・流儀 way of studying(勉強のスタイル) way to do =〜する手段 way to study(通学か通信か等の手段) 「勉強の仕方」に to do の枠を使うと意味がずれる
way の後ろの枠が of doing なら「やり方」、to do なら「手段」。同じ「方法」でも枠で意味が分かれる。

図の内容を表にするとこうなります。

意味
way of doingやり方・流儀・スタイルhis own way of studying(彼なりの勉強の仕方)
way to do目的のための手段・ルートthe best way to pass the exam(試験に受かるための最善の手段)

こう考える——書くときの判断手順

  1. 和文の「方法・仕方」は「どうやるか(やり方)」の話か——そうなら way of doing。「勉強の仕方」「話し方」「彼なりのやり方」はこちら
  2. 「〜するための手段」と言い換えられるか——言い換えられるなら way to do。「駅へ行く方法」「痩せる方法」はこちら
  3. different・own などの形容詞はway にかける——a different way of studying(× a way of different studying)。「異なる」のは方法そのものだから

ここまでは同じ、ここからは別

模範解答は一つではありません。「勉強の仕方は人によって異なる」は、People have different ways of studying. のほかに Each person has his own way of studying.The way of studying is different from person to person. も正解です(当サービスの採点でも別解として認めています)。主語の立て方が違うだけで、way of studying の形は共通——ここが採点の分かれ目です。なお、文全体の組み立て(動詞の後ろに何を置くか)で迷う人は、動詞の後ろの形の記事もあわせて読んでください。

まとめ——書いたあとのチェック

この間違い、自分もやるか試してみる

この記事で見た「勉強の仕方は人によって異なる。」を、実際に英語で書いてみてください。way の後ろに置く形がそのまま試される問題です。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。

「勉強の仕方は人によって異なる。」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「way of ~ing と way to ~ の違い」への照合が 716回・0.1%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

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