解説記事 — フレーズフレーズミー
単語の使い分けway of doing と way to do の違い|「〜の仕方」の英語
30秒でわかる
「〜の方法」は、やり方・流儀なら way of doing、目的を達成するための手段なら way to do です。「勉強の仕方」は人それぞれのスタイルの話なので way of studying——way to study と書くと「(受講形態などの)勉強する手段」に意味がずれます。迷ったら「『どうやるか』の話か、『何のための手段か』の話か」と自問してください。
まず、実際の間違いを見てください
次の2つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。
例文: 勉強の仕方は人によって異なる。
way(s) to do は、通学での受講や通信での受講のような「〜するための手段」。「勉強の仕方」=スタイルや流儀としての方法は way(s) of doing で表します。
例文: 勉強の仕方は人によって異なる。
of doing の形は合っていますが、different の置き場所がずれています。「異なる」のは studying でなく way(方法)なので、different は way にかけます。
way of doing と way to do の混同は、よくある誤り全222タイプの中で第104位。当サービスの人手添削12年分で716回指摘されました。件数は多くありませんが、「勉強の仕方」型の和文が出ると集中して起きるミスです。
なぜ間違えるか——日本語のクセ
日本語の「〜の方法」「〜の仕方」は一つの言い方で、やり方(スタイル)の話と手段(目的達成のルート)の話を区別しません。「勉強の仕方」も「駅へ行く方法」も同じ「方法」です。一方、学校では「to 不定詞=〜するための」と習うので、「勉強のための方法」と頭の中で組み立てて way to study に手が伸びます。英語の way は、後ろに置く形でこの2つを区別する語です——of doing なら「どうやるか」、to do なら「何のための手段か」。日本語側に区別がないぶん、to 側に一本化してしまうのがこの誤りの正体です。
図の内容を表にするとこうなります。
| 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| way of doing | やり方・流儀・スタイル | his own way of studying(彼なりの勉強の仕方) |
| way to do | 目的のための手段・ルート | the best way to pass the exam(試験に受かるための最善の手段) |
こう考える——書くときの判断手順
- 和文の「方法・仕方」は「どうやるか(やり方)」の話か——そうなら way of doing。「勉強の仕方」「話し方」「彼なりのやり方」はこちら
- 「〜するための手段」と言い換えられるか——言い換えられるなら way to do。「駅へ行く方法」「痩せる方法」はこちら
- different・own などの形容詞はway にかける——a different way of studying(× a way of different studying)。「異なる」のは方法そのものだから
ここまでは同じ、ここからは別
模範解答は一つではありません。「勉強の仕方は人によって異なる」は、People have different ways of studying. のほかに Each person has his own way of studying. や The way of studying is different from person to person. も正解です(当サービスの採点でも別解として認めています)。主語の立て方が違うだけで、way of studying の形は共通——ここが採点の分かれ目です。なお、文全体の組み立て(動詞の後ろに何を置くか)で迷う人は、動詞の後ろの形の記事もあわせて読んでください。
まとめ——書いたあとのチェック
- 「やり方・スタイル」の話に way to do を使っていないか(way of doing に)
- 「〜するための手段」なら way to do でよい
- different・own は way にかけているか
この間違い、自分もやるか試してみる
この記事で見た「勉強の仕方は人によって異なる。」を、実際に英語で書いてみてください。way の後ろに置く形がそのまま試される問題です。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。
「勉強の仕方は人によって異なる。」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点しますデータについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「way of ~ing と way to ~ の違い」への照合が 716回・0.1%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。