解説記事 — フレーズフレーズミー

文型・語順

形容詞の限定用法と叙述用法とは?|be動詞の後ろに置けない形容詞——rural などの注意点

30秒でわかる

形容詞の使い方は2つ——名詞の前に置いて修飾する限定用法(a rural area)と、be動詞の後ろで述語になる叙述用法(The room is large.)。多くの形容詞は両方に使えますが、片方にしか使えない形容詞があります。rural はその代表で、be動詞の後ろに置けません。

×My father's hometown is rural.
My father's hometown is in a rural area.

まず、実際の間違いを見てください

次の誤答は、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘されたものです(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: 私の父の故郷は田舎にあります。

×My father's hometown is rural.29回
My father's hometown is in a rural area.

形容詞 rural は、動詞のあとにつけて述語にすることができません。名詞の前に置いて in a rural area(田舎の地域に)のように使います。

第160位

形容詞の限定用法・叙述用法の誤りは、よくある誤り全222タイプの中で第160位。当サービスの人手添削12年分で169回指摘されました。誤答は「be動詞+rural」の形にほぼ集中しています。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

日本語の形容詞は「田舎の町」とも「この町は田舎だ」とも、どちらの位置にも自由に置けます。だから英語でも「形容詞なら be動詞の後ろに置ける」と思いがちです。ところが英語の形容詞には使える位置に制限のある語があり、辞書で「形容詞」と載っていても、be動詞の後ろに置くと不自然になるものがあるのです。

形容詞の2つの使い方

形容詞のはたらきには2つあります。

形容詞の多くはどちらにも使えますが、どちらか一方にしか使えないものや、用法によって意味が変わるものがあります。

限定用法にしか使えない形容詞

名詞の前には置けるのに、be動詞の後ろには置けないタイプです。旧来の文法解説では、次のような系統の語が挙げられます。

冒頭の誤答がまさにこれです。rural を述語にせず、in a rural area のように名詞(area)を修飾する形に組み替えるのが正しい書き方です。

叙述用法にしか使えない形容詞・意味が変わる形容詞

逆に、be動詞の後ろでしか使えない形容詞や、位置によって意味が変わる形容詞もあります。和文英訳では「限定用法のみ」の語を述語に置く誤りが実際の失点源なので、まずは冒頭のパターン(be+rural)を避けることを覚えれば十分です。

使い分け表

用法位置
限定用法名詞の前a rural area / an elder brother
叙述用法be動詞などの後ろThe room is large.
限定用法のみの語名詞の前だけrural, elder など(be の後ろは×)

まとめ——書いたあとのチェック

この使い分け、実際に書いて試してみる登録なしのおためし3問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「形容詞の限定用法と叙述用法」への照合が 169回・0.03%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

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