解説記事 — フレーズフレーズミー

動詞の形(時制)

will と be going to の使い分け|「予定です」を will にしない

30秒でわかる

英語の未来の言い方は「どれくらい決まっているか」で選びます。前から決めてある予定は be going to(または現在進行形)、その場で決めたこと・予測は will、時刻表やダイヤで確定している発着は現在形。そして「〜したら」「〜するとき」の中身(時・条件の副詞節)は、未来の話でも現在形にします。

×I will go shopping in Harajuku this weekend.(予定の話なのに)
I am going to go shopping in Harajuku this weekend.

まず、実際の間違いを見てください

次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: 今週末原宿(Harajuku)に買い物に行く予定です。

×I will go shopping in Harajuku this weekend.419回
I am going to go shopping in Harajuku this weekend.

問題文は「行く予定です」——もう決めてある予定なので be going to。will は「よし、行こう」とその場で決めたときや予測の形なので、この場面では合いません(通じますが、場面とのずれで減点になります)。

例文: 彼が試験に合格するといいなあ。

×I will hope he pass the exam.214回
I hope he will pass the exam.

will を付ける場所の間違いです。願っているのは「今」なので hope は現在形のまま。未来なのは「合格する」という中身の方なので、will は pass に付けます。

例文: 人が月に住む日が来ると思いますか?

×Do you think the day when human beings live on the moon will come?191回
Do you think the day when human beings will live on the moon will come?

「時・条件の副詞節は現在形」という規則の効かせすぎです。この when は「〜する日」という名詞(day)を説明する関係詞の節なので、未来のことは素直に will で書きます。

第12位

「未来の表現」のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第12位。当サービスの人手添削12年分で7,733回指摘されました。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

日本語の未来は「行きます」「行くつもりです」——動詞の形は現在と同じで、決まり具合のニュアンスは「つもり」「予定」などの言葉で足します。英語は逆に、動詞の形そのもので「どれくらい決まっているか」を言い分けます。この対応がないため、「未来=とりあえず will」と一本化してしまうのが典型のクセです。

場面
前から決めてある予定be going to/現在進行形I'm going to visit Italy next week.
その場で決めた・予測willOK, I'll help you. / He will pass the exam.
時刻表・ダイヤで確定現在形The plane takes off in five minutes.
時・条件の副詞節の中現在形(未来でも)I'll go to Kyoto when this work is done.

こう考える——書くときの判断手順

  1. 日本語に「予定・つもり」とあるか、前から決めている話か? → be going to
  2. その場の決心・単なる予測か? → will
  3. 「〜したら」「〜するとき」の副詞のかたまりの中か? → 未来でも現在形
  4. ただしその when・if が名詞を説明する節や「〜かどうか」の節なら、この規則の対象外——未来はそのまま will

ここまでは同じ、ここからは別

「合格するといいなあ」のような願いの文では、実現を普通に願うなら hope+will ですが、「(難しそうだけど)〜ならなあ」と現実とズレた願いになると wish+would に切り替わります。この境目は仮定法の記事で扱います。

まとめ——書いたあとのチェック

この間違い、自分もやるか試してみる

「来週イタリアへ旅行します。」を、実際に英語で書いてみてください。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。

「来週イタリアへ旅行します。」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「未来の表現」への照合が 7,733回・1.2%。集計 2026-08-13)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

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