解説記事 — フレーズフレーズミー
動詞の形(時制)will と be going to の使い分け|「予定です」を will にしない
30秒でわかる
英語の未来の言い方は「どれくらい決まっているか」で選びます。前から決めてある予定は be going to(または現在進行形)、その場で決めたこと・予測は will、時刻表やダイヤで確定している発着は現在形。そして「〜したら」「〜するとき」の中身(時・条件の副詞節)は、未来の話でも現在形にします。
まず、実際の間違いを見てください
次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。
例文: 今週末原宿(Harajuku)に買い物に行く予定です。
問題文は「行く予定です」——もう決めてある予定なので be going to。will は「よし、行こう」とその場で決めたときや予測の形なので、この場面では合いません(通じますが、場面とのずれで減点になります)。
例文: 彼が試験に合格するといいなあ。
will を付ける場所の間違いです。願っているのは「今」なので hope は現在形のまま。未来なのは「合格する」という中身の方なので、will は pass に付けます。
例文: 人が月に住む日が来ると思いますか?
「時・条件の副詞節は現在形」という規則の効かせすぎです。この when は「〜する日」という名詞(day)を説明する関係詞の節なので、未来のことは素直に will で書きます。
「未来の表現」のミスは、よくある誤り全222タイプの中で第12位。当サービスの人手添削12年分で7,733回指摘されました。
なぜ間違えるか——日本語のクセ
日本語の未来は「行きます」「行くつもりです」——動詞の形は現在と同じで、決まり具合のニュアンスは「つもり」「予定」などの言葉で足します。英語は逆に、動詞の形そのもので「どれくらい決まっているか」を言い分けます。この対応がないため、「未来=とりあえず will」と一本化してしまうのが典型のクセです。
| 場面 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 前から決めてある予定 | be going to/現在進行形 | I'm going to visit Italy next week. |
| その場で決めた・予測 | will | OK, I'll help you. / He will pass the exam. |
| 時刻表・ダイヤで確定 | 現在形 | The plane takes off in five minutes. |
| 時・条件の副詞節の中 | 現在形(未来でも) | I'll go to Kyoto when this work is done. |
こう考える——書くときの判断手順
- 日本語に「予定・つもり」とあるか、前から決めている話か? → be going to
- その場の決心・単なる予測か? → will
- 「〜したら」「〜するとき」の副詞のかたまりの中か? → 未来でも現在形
- ただしその when・if が名詞を説明する節や「〜かどうか」の節なら、この規則の対象外——未来はそのまま will
ここまでは同じ、ここからは別
「合格するといいなあ」のような願いの文では、実現を普通に願うなら hope+will ですが、「(難しそうだけど)〜ならなあ」と現実とズレた願いになると wish+would に切り替わります。この境目は仮定法の記事で扱います。
まとめ——書いたあとのチェック
- 「予定・つもり」の文を will にしていないか(be going to へ)
- will を付けたのは未来の中身の動詞か(I hope he will pass)
- 時・条件の副詞節だけ現在形にし、関係詞の節まで現在形にしていないか
この間違い、自分もやるか試してみる
「来週イタリアへ旅行します。」を、実際に英語で書いてみてください。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。
「来週イタリアへ旅行します。」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点しますデータについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「未来の表現」への照合が 7,733回・1.2%。集計 2026-08-13)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。