解説記事 — フレーズフレーズミー

冠詞と名詞の形

ハイフンの使い方|「7歳の娘」は seven-year-old(years にしない)

30秒でわかる

「7歳の娘」のように数+単位で名詞を前から修飾するときは、ハイフンで全部つないで一語の形容詞にします——seven-year-old daughter。このとき単位(year)は単数形のまま。My daughter is seven years old.(補語として文末に置く形)と混同して years にするのが定番の誤りです。迷ったら「その語のかたまりは名詞の前に置かれているか」を確かめてください。

×My seven years old daughter is very smart.
My seven-year-old daughter is very smart.

まず、実際の間違いを見てください

次の3つは、当サービスの人手添削で実際に繰り返し指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。

例文: 私の7歳の娘はとても賢いです。

×My seven years old daughter is very smart.186回
My seven-year-old daughter is very smart.

「7歳の」が「娘」を前から修飾するときは、ハイフンでつないで一語の形容詞 seven-year-old にします。つなぐときに years → year と単数形に戻すのがセットのルールです。

例文: 私の7歳の娘はとても賢いです。

×My seven-years-old daughter is very smart.90回
My seven-year-old daughter is very smart.

ハイフンは覚えていたのに s が残ったパターンです。ハイフンでつないだ複合形容詞の中では、単位は必ず単数形——(数字)-year-old と覚えてください。

例文: 私の7歳の娘はとても賢いです。

×My seven year old daughter is very smart.76回
My seven-year-old daughter is very smart.

単数形はできているのにハイフンがないパターンです。ばらばらの3語のままでは「1つの形容詞」になりません。seven-year-old と全部つないで初めて「7歳の」という一語になります。

第100位

ハイフンのミスは、よくある誤り全222タイプの中で第100位。当サービスの人手添削12年分で761回指摘されました。「ハイフンなし」「years の s 残り」「途中までしかつながない」の3パターンでほぼ全部です。

なぜ間違えるか——日本語のクセ

日本語の「7歳の娘」は、「7歳」+「の」で何も形を変えずに名詞へつなげられます。一方、多くの人が最初に暗記する英語は My daughter is seven years old.(娘は7歳です)——この文が頭にあるため、「7歳の」もそのまま seven years old を前に置けばよい、と考えてしまうのです。しかし英語では、この2つは置き場所によって形が変わります。文末に置く補語なら seven years old(3語・複数形)、名詞の前に置く修飾語なら seven-year-old(ハイフンで一語・単数形)。日本語には「語をハイフンで束ねて一語の形容詞を作る」という発想自体がないため、束ね忘れと s の残しが起きます。

文末に置く(補語)——3語のまま・複数形 My daughter is seven years old 名詞の前に置く(修飾語)——ハイフンで一語・単数形 My seven-year-old daughter 3語を束ねて「1つの形容詞」の箱に入れる(year は単数)
文末では seven years old のばら置き、名詞の前ではハイフンで束ねた seven-year-old の一箱。置き場所で形が変わる。

図の内容を表にするとこうなります。

置き場所
文末(補語)ばらばらの3語・複数形My daughter is seven years old.
名詞の前(修飾語)ハイフンで一語・単数形my seven-year-old daughter

この「数+単位をハイフンで束ねて単数形にする」型は年齢に限りません。a five-minute walk(徒歩5分)、a three-day trip(2泊3日の旅行)など、単位を変えて広く使えます。

こう考える——書くときの判断手順

  1. 数+単位のかたまりは名詞の前に置かれているか——文末(be動詞の後ろ)なら seven years old のままでよい
  2. 名詞の前なら構成する語を全部ハイフンでつなぐ——seven-year-old。途中の seven-year old で止めない
  3. つないだら単位を単数形に戻す——years → year、minutes → minute

ここまでは同じ、ここからは別

「私の7歳の娘」は、ハイフンだけが正解ではありません。My daughter, who is seven years old, ... と関係代名詞で言う形も正解です(当サービスの採点でも正答扱い。この形では文末型と同じく years と複数形にします)。減点になるのは、名詞の前に置いたのにハイフンでつながない・s を残す、という形のずれだけです。なお、数を英文でどう表記するか(アルファベットで書くか算用数字か)は数字の書き方の記事、two-thirds のように分数をハイフンで書く話は分数の記事で扱っています。

まとめ——書いたあとのチェック

この間違い、自分もやるか試してみる

この記事で見た「私の7歳の娘はとても賢いです。」を、実際に英語で書いてみてください。ハイフンのつなぎ方と単数形がそのまま試される問題です。書いた英文は AI がその場で採点します(登録は不要です)。

「私の7歳の娘はとても賢いです」を英語で書いてみる登録なしで、この1問をAIが採点します

データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事のタグ「ハイフンの使い方とルール」への照合が 761回・0.1%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。

著者: 株式会社コンテンツアンドシステムズ(人手添削18.4万件・採点基準416問を運営する、ITと教育の融合をミッションとする会社です)。データの出どころと記事の作り方は運営者とデータについてをご覧ください。

← 解説記事の一覧フレーズフレーズミーをはじめる