解説記事 — フレーズフレーズミー
文型・語順第2文型SVC(動詞+名詞)とは?|補語に名詞をとる動詞と、SVO との見分け方
30秒でわかる
「動詞+名詞」の形は、第2文型SVC(名詞=補語)の場合と第3文型SVO(名詞=目的語)の場合があり、見かけでは区別できません。判定の質問はひとつ——「S is N(主語=その名詞)」の関係が成り立つか。成り立てば第2文型、成り立たなければ第3文型です。
まず、実際の間違いを見てください
次の2つは、当サービスの人手添削で実際に指摘された誤答です(回数は同じ間違いが添削された実測値)。
例文: 名古屋城は、愛知県にあります。
建物が lie(置かれている)という言い方はしません。is、もしくは is located(所在する・位置する)を使います。
例文: 頂上が雪で覆われているあの山は、僕らが昨年の夏登った山です。
「あの山は〜登った山だ」と言いたいので、前半の主語のかたまりと後半の名詞を is で結びます。長い主語につられて動詞を落とさないよう注意します。
第2文型SVC(動詞+名詞)タイプの誤りは、よくある誤り全222タイプの中で第168位。当サービスの人手添削12年分で129回指摘されました。
「動詞+名詞」は SVC と SVO の2通りある
補語(C)として名詞をとる動詞の文は、「主語(S)+動詞(V)+名詞(N)」という形になります。ところが第3文型SVO(名詞が目的語)もまったく同じ形なので、見かけからはどちらか判定できません。
そこで、意味をとって S is N という関係が成り立つかどうかで判断します。
- He is a teacher. ♪(彼は先生です)——「彼=先生」が成り立つ。典型的な第2文型
- We remained friends. ♪(私たちは友達のままでいた)——「私たち=友達」が成り立つので SVC
- 一方、たとえば「本を読んだ」なら「私=本」は成り立たないので SVO
この構文では、後ろの名詞が主語の状態を表します。なお、補語が形容詞になるタイプは第2文型SVC(動詞+形容詞)の記事で扱っています。
補語に名詞をとる主な動詞
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| be動詞 C | Cである |
| remain C / stay C | Cのままである・Cのままでいる |
| appear C / seem C | Cのように見える・Cのようだ |
| look C / sound C / feel C | Cに見える・Cに聞こえる・Cと感じる |
| become にあたる get C / make C / turn C / come C / fall C | Cになる |
| prove C / turn out C | Cだとわかる |
| stand C | Cの状態で立つ |
| die C / part C / return C | Cで死ぬ・Cとして別れる・Cで返還する |
例文
- We remained friends. ♪(私たちは友達のままでいた)
- How long are you going to stay a job hopper? ♪(いつまでフリーターのままでいるつもりですか?)
- I feel a pain in my knee. ♪(膝が痛い)
- She fell a victim to the typhoon. ♪(彼女はその台風の犠牲となった)
- My elder sister has turned doctor. ♪(私の姉は医者になった)——turn の補語となる名詞は無冠詞にするのが決まりです
まとめ——書いたあとのチェック
- 「動詞+名詞」を見たら「S is N」が成り立つか確かめる(成り立てば第2文型)
- 主語が長いとき、be 動詞を落としていないか
- turn+名詞は無冠詞(has turned doctor)
データについて: 本文の回数・割合は、フレーズフレーズミーの人手添削データ12年分の集計値です(添削と誤りタグの照合 655,994回のうち、本記事の誤りタイプへの照合が 129回・0.02%。集計 2026-08-14)。誤答例の「◯回」は、同じ間違いが人手添削と照合された回数です。誤答例はいずれも実際の学習者の答案に現れた文で、個人が特定できる情報は含みません。